こんにちは!スタッフのMです。

様々なオーディションが開催されているので、年中ボイスサンプルの収録を行っていますが、例年このぐらいから少し増えてくるイメージがあります。

せっかくなので初めてボイスサンプルを作る方が気をつけた方が良さそうな事を書こうと思います。

ボイスサンプルを作るときの簡単なポイント

どんな事が出来るのかよりも、何が出来るのかを伝える

テストの合計評価じゃないので、自分の強みを見せられるキャラクターやセリフがいいと思います。6原稿で平均50点を目指すよりも、3原稿で平均70点を目指した方がいいです。たくさんあっても評価する人はそんなに聴きませんし、時間的にも聴けないと思います。演じる側としても原稿を絞ったほうが十分に練習する時間が増えるのも大きいです。

始まりは原稿のスタートより少し前

レッスンなど多人数で演じる場合とは異なり、ボイスサンプルは一人での収録になります。つい原稿に書いてあるセリフからスタートしてしまいますが、気持ちがあるからセリフが出てくると思います。書かれてるセリフの少し前を意識するだけで、生きたセリフになりやすいです。ボイスサンプルは冒頭を聴いて微妙だったら飛ばすことも出来てしまいます。最初が肝心です。

焦らず自分と相手の反応を感じ取る

相手がいないため、ついやってしまいがちですが、リアクションを無視してしまいます。このセリフを相手にかけたらどんな反応をするのか、その反応を見て自分はどう反応するのか。自分しかいないんですから、焦る必要はありません。しっかりとイメージして、焦らずにリアクションをとりましょう。テンポを意識するのはその後です。

難しいことには挑戦しない

人間ですからお芝居にも得手不得手があります。力量不足で難しい原稿もあると思います。練習をして十分に出来るなら大丈夫ですが、練習しても無理なら収録でも無理です。自分が出来ることを把握して、聴く人に何が出来るのかを伝えられるようにするのが一番重要です。勘違いしやすいですが「やりたいことは分かるんだけどなー」は良い評価ではないと思います。

以上です。

初めての方でも気をつければ出来るはずです。せっかくのボイスサンプルなので、少しでもいいものを作ってください!

とんかつ!かつ!かつ!